九州料理
もつ鍋
スープ比較

九州うまいもんと焼酎 芋蔵|2026年5月|読了時間:約8分

芋蔵の看板メニューを徹底解説

「もつ鍋って醤油・塩・味噌のどれが本場なの?そもそも何が違うの?」
実は、スープの違いによって、もつ鍋はまったく別の料理に生まれ変わります。

もつ鍋は福岡・博多発祥の郷土料理。牛や豚のホルモンをたっぷりの野菜と一緒に煮込むこの料理は、今や全国で愛される鍋料理のひとつですが、スープの種類・ホルモンの部位・〆の食べ方によって、楽しみ方は驚くほど広がります。

九州うまいもんと焼酎の専門店「芋蔵」では、国産牛ホルモンをはじめとした厳選食材と、九州から直送したあご出汁をベースに、醤油・塩・味噌の3種類のスープでもつ鍋をご提供しています。

この記事では、芋蔵のスタッフが日々お客様にお伝えしている「もつ鍋の選び方と楽しみ方」を、余すところなく解説します。

この記事でわかること:もつ鍋の歴史と基本/スープ3種の味の違い/ホルモンの種類と特徴/〆の楽しみ方/芋焼酎との最高の組み合わせ

Introduction

そもそも「もつ鍋」とは?発祥と基本を知る

もつ鍋は、福岡県博多地区で生まれた郷土鍋料理です。「もつ」とは牛や豚の内臓(ホルモン)のこと。戦後の食糧難の時代に、廃棄されていた内臓を活用したのが起源とされており、そのコクのある旨みと独特の食感が庶民の間で広まりました。

1990年代に全国的なもつ鍋ブームが到来し、今では居酒屋の定番メニューとして定着。しかし、本場・福岡と東京の居酒屋では使うホルモンの質・出汁のとり方・スープの種類に大きな差があります。本格的なもつ鍋を食べるためには、食材と出汁へのこだわりが欠かせません。

芋蔵_居酒屋_メニュー

もつ鍋の基本構成

  • 主役:ホルモン——小腸・大腸・センマイ・ハツなど部位によって食感・旨みが異なる
  • 出汁:スープ——醤油・塩・味噌の3種が主流。出汁の取り方がもつ鍋の命
  • 野菜:ニラ・キャベツ——もつ鍋に欠かせない定番野菜。旨みを吸い込んで絶品に
  • 〆:ちゃんぽん麺・雑炊——旨みが凝縮したスープを余すところなく味わう締め括り

この4要素の組み合わせと質が、もつ鍋の完成度を決めます。特に「どのスープを選ぶか」が最初の、そして最も重要な選択です。

Section 01

一番大事な選択——醤油・塩・味噌、3種のスープ徹底比較

もつ鍋を注文するとき、最初に悩むのがスープ選びです。「どれが一番おいしいの?」とよく聞かれますが、正直なところどれも甲乙つけがたく、目指す味わいによって選ぶのが正解です。それぞれの特徴を知れば、今日の気分や同席するメンバーに合った一杯が見つかります。

スープ3種の違い 一目でわかる比較表

スープ 味わいの特徴 旨みの印象 こんな方に 合う焼酎
醤油定番 串木野の上品な薄口醤油×あご出汁×煮干し。コクと深みでホルモンの旨みを引き立てる 力強くふくよか もつ鍋初体験の方・ガッツリ楽しみたい方 黒麹の芋焼酎(お湯割り)
通好み 鶏ガラベース×あごの風味が効いた旨塩味。素材の味が前面に出るクリアな一杯 繊細でクリア 出汁の風味を楽しみたい方・さっぱり派 白麹の芋焼酎(ソーダ割・水割り)
味噌 熟成麦麹味噌×練りごまの隠し味。ホルモンの旨みと溶け合う濃厚な味わい 濃厚でまろやか しっかりした味が好きな方・寒い季節に 黒麹の芋焼酎(お湯割り・水割り)

醤油スープ——もつ鍋の「正統派」

もつ鍋の定番中の定番がこの醤油スープです。芋蔵の醤油スープは串木野の上品な薄口醤油をベースに、あご出汁と煮干しの風味を合わせた奥行きのある一杯。薄口醤油ならではの上品なコクが、ホルモンの旨みをやさしく包み込みます。

煮込むほどにホルモンの旨みがスープに溶け出し、最後の一口まで旨みが増していくのが醤油スープの醍醐味。はじめてもつ鍋を食べる方にはまずこれをおすすめしています。芋焼酎のお湯割り(特に黒麹系)との相性が抜群です。

塩スープ——出汁のうまさが主役

塩スープは「通好み」と言われますが、実は出汁の質が最もダイレクトに伝わるスープです。芋蔵の塩スープは鶏ガラベースにあごの風味を効かせた旨塩味。余計な味がない分、鶏の旨みとあごの香りが口の中でのびやかに広がります。

ホルモン自体の甘みや脂の風味もクリアに感じられ、「食材の旨みをそのまま食べたい」という方に特に響きます。白麹×減圧蒸留のすっきりした芋焼酎とのペアリングが特におすすめです。

味噌スープ——濃厚さを求めるなら

味噌スープは3種の中で最も濃厚で、ホルモンの旨みと味噌のコクが一体化した力強い味わいが特徴です。芋蔵の味噌スープは熟成麦麹味噌と練りごまを隠し味に使用。麦麹の甘みとごまの香ばしさが重なり合い、食べ進めるほどに旨みが増していきます。

ニラやキャベツが味噌ベースのスープをよく吸い、野菜もひときわおいしくなります。〆の雑炊にしたときの深みが格別で、「最後まで飽きない」という声をよく聞きます。

COLUMN

芋蔵が「あご出汁」にこだわる理由

「あご」とはトビウオのこと。九州、とりわけ長崎・島根の沖合で水揚げされるトビウオを焼いて乾燥させた「焼きあご」から取る出汁は、上品な甘みと深いコク、雑味のないクリアな旨みが特徴です。

かつお出汁や昆布出汁と比べてクセが少なく、それでいて旨みが強いあご出汁は、ホルモンのコクと合わさることでスープ全体に深みをもたらします。芋蔵では、この「あご出汁」を全スープの基底に使用。醤油・塩・味噌いずれのスープも、あご出汁のうまさを土台に構成されています。

「なぜ芋蔵のもつ鍋はスープが後を引くのか」——その答えは、この九州直送のあご出汁にあります。

Section 02

旨みの主役——ホルモンの種類と部位を知る

もつ鍋の旨みを決めるもうひとつの重要な要素が「ホルモン(もつ)の種類」です。部位によって食感・脂の量・旨みの強さがまったく異なります。知っておくと、お店でホルモンを選ぶ際に迷わなくなります。

主なホルモンの種類と特徴

01

小腸(シロ・マルチョウ)定番

もつ鍋の代名詞的な部位。脂が豊富でとろけるような食感と、じゅわっと広がる旨みが特徴です。コラーゲンも豊富で、煮込むほどに柔らかくなります。もつ鍋を注文したら必ずといっていいほど入っている、まさに主役の部位。

02

大腸(テッポウ)

小腸よりも厚みがあり、噛み応えのある食感が特徴。脂は少なめで、しっかりとした旨みがあります。「ホルモンの食感を楽しみたい」という方に人気の部位です。

03

センマイ(第三胃)

牛の第三胃にあたる部位で、独特のヒダヒダした形状が特徴。コリコリとした食感と淡白な味わいで、スープの旨みをよく吸います。脂が少なく、あっさりと食べられる部位です。

04

ハツ(心臓)

牛の心臓部位。きめ細かい肉質と適度な弾力が特徴で、レバーに似た旨みを持ちながらも臭みが少ないのが魅力。スープに合わせるとしっかりした食感で存在感を発揮します。

COLUMN

芋蔵が「国産牛ホルモン」にこだわる理由

芋蔵では、もつ鍋に使用するホルモンを国産牛のホルモンに限定しています。輸入ホルモンと比べて脂の質・旨みの濃さ・臭みの少なさに明らかな差があり、これがスープへの旨みの溶け出し方にも影響するからです。

「もつ鍋のスープが最後まで飽きない」「ホルモンが柔らかくて食べやすい」という声をよくいただきますが、それはこの食材へのこだわりがあってこそ。ホルモンの質がもつ鍋のすべてを決めると、芋蔵は考えています。

Section 03

〆まで楽しむ——スープを残さず味わい尽くす方法

もつ鍋の楽しみはホルモンと野菜だけではありません。煮込むほどにホルモンとニラ・キャベツの旨みがスープに溶け出し、鍋の終盤には「世界一のスープ」と言いたくなるほど旨みが凝縮されます。このスープを余すところなく楽しむための〆が、もつ鍋のもうひとつの醍醐味です。

〆① ちゃんぽん麺——スープを余さず吸い込む定番

もつ鍋の〆として最も定番なのが、ちゃんぽん麺(1玉 税込495円)です。長崎発祥のこの太麺は、もちもちとした食感と高い吸水性が特徴。旨みたっぷりのスープを麺全体でしっかり吸い込み、一口食べるごとにスープの旨みがじゅわっと広がります。

醤油・塩スープとの相性が特に抜群で、スープの旨みをそのまま麺で楽しむことができます。「もつ鍋を食べ終わったけど、まだスープが残っている……」というときは迷わずちゃんぽん麺を投入してください。

〆② 雑炊——スープの旨みを一滴残らず

雑炊はご飯とスープをゆっくりと合わせながら仕上げる〆の方法です(雑炊セット 1杯 税込495円)。溶き卵を加えてまろやかに仕上げると、スープの旨みがやさしくご飯に染み込みます。味噌スープとの組み合わせが特に絶品で、「濃厚な味噌スープが雑炊でマイルドになり、最後まで飽きずに食べられる」という声が多いです。

ちゃんぽん麺より胃に優しく、〆にはなるべく軽いものを食べたいという方にもおすすめです。ゆっくりと時間をかけて楽しむのが雑炊の流儀。焼酎の水割りをちびちびやりながら食べるのが、芋蔵スタッフの推奨する最高の締め方です。

スープ別・おすすめの〆

  • 醤油スープ→ ちゃんぽん麺がベスト。スープの旨みを麺が全部受け止める
  • 塩スープ→ どちらも◎。出汁の繊細な旨みは麺でも雑炊でもよく引き立つ
  • 味噌スープ→ 雑炊がおすすめ。溶き卵でまろやかに仕上げると絶品

追加トッピングでさらにアレンジ

もつ鍋はトッピングを追加することで、自分だけの一鍋にカスタマイズできます。芋蔵では以下のトッピングをご用意しています。

トッピング 価格(税込) おすすめポイント
牛もつ 850円(込935) 旨みが足りないと感じたら迷わずこれ
野菜 600円(込660) スープを吸ったニラ・キャベツが絶品
豆富 150円(込165) スープの旨みをまろやかに受け止める
辛み醤 50円(込55) 辛さ好きに。スープに溶かして味変に
柚子胡椒 50円(込55) 塩スープとの相性抜群。九州らしい風味
背脂にんにく 150円(込165) コクと旨みを一気に底上げしたいときに
水餃子(4個)人気 300円(込330) スープを吸った餃子が絶品。必食の人気メニュー
カレーミンチ味変 200円(込220) スープをカレー風味に一変。食後半分からの味変に

※価格はすべて税抜表記(税込価格は括弧内)。内容・価格は店舗・時期によって異なる場合があります。

Section 04

もつ鍋×芋焼酎——最高の組み合わせを知る

もつ鍋に合わせるお酒として最も相性がいいのが、芋焼酎です。ホルモンの脂とコクに対して、芋焼酎のすっきりとした口当たりが口の中をリフレッシュし、また次の一口が食べたくなります。ビールや日本酒も悪くはないですが、脂っこいもつ鍋との相性はやはり焼酎が一枚上手です。

芋蔵_居酒屋_メニュー

スープ×焼酎 最強ペアリングガイド

醤油スープ × 黒麹芋焼酎(お湯割り)

醤油スープの力強い旨みと、黒麹芋焼酎の深いコクは「旨み同士が響き合う」組み合わせ。お湯割りにすることで焼酎の香りが開き、スープの旨みとひとつになります。「これが九州の食文化だ」と感じられる、最も本格的なペアリングです。

塩スープ × 白麹芋焼酎(ソーダ割・水割り)

塩スープのクリアな旨みと、白麹芋焼酎のすっきりしたプロファイルが互いを邪魔しない「引き立て合う」ペアリング。ソーダ割の爽やかさが、あご出汁のやさしい風味をより際立てます。食べながら飲むテンポが自然と上がる組み合わせです。

味噌スープ × 黒麹芋焼酎(水割り)

濃厚な味噌スープには、旨みの強い黒麹の芋焼酎が対等に渡り合えます。水割りにするとアルコール感が和らぎ、食事と一体になる飲み口に。濃厚な味同士のぶつかり合いが、予想以上の調和を生む「通のペアリング」です。

Section 05

芋蔵のもつ鍋——こだわりと選び方

芋蔵のもつ鍋は、「本格九州もつ鍋を東京で食べる」をコンセプトに、食材・出汁・スープのすべてにこだわって提供しています。芋蔵ならではの3つのこだわりをご紹介します。

  • 01
    国産牛ホルモン使用——産地・品質を厳選した国産牛のホルモンのみを使用。輸入ものとは旨みの質が違います。
  • 02
    九州直送あご出汁ベース——すべてのスープの土台に、九州から直送したあご出汁を使用。この一手間がスープの奥行きを決めます。
  • 03
    醤油・塩・味噌の3スープ——定番の醤油から、通好みの塩、濃厚な味噌まで3種を用意。グループでそれぞれ選ぶ楽しみも。

はじめての方・迷ったときのおすすめ

  • もつ鍋が初めての方 → 醤油スープから。王道の旨みを体験してください
  • 出汁の風味を楽しみたい方 → 塩スープ。あご出汁のうまさが主役です
  • 濃厚な味わいが好きな方・冬の宴会 → 味噌スープ+〆雑炊が最高
  • グループで複数スープを → スープ違いで注文して食べ比べもできます(要スタッフご相談)

まとめ

もつ鍋は「スープ・ホルモン・〆」で三度楽しめる料理

この記事でお伝えしたことを改めて整理します。

  • スープは醤油・塩・味噌の3種——目指す味わいと気分で選ぶ。初めてなら醤油から
  • ホルモンの部位によって食感と旨みがまったく変わる。小腸(マルチョウ)が定番の主役
  • 〆はちゃんぽん麺か雑炊——旨みが凝縮したスープを最後まで楽しみ尽くす
  • 芋焼酎とのペアリングが最高。スープの種類に合わせた焼酎選びで食体験が変わる
  • 芋蔵では国産牛ホルモン×九州直送あご出汁で本格もつ鍋を提供しています

もつ鍋の本当のおいしさは、食材と出汁の質と、スープ選びへのこだわりから生まれます。「なんとなく頼む」から「スープを選び、ペアリングを楽しむ」に変わると、もつ鍋がまったく別の料理に見えてきます。

芋蔵では、国産牛ホルモンとあご出汁ベースの3種スープで、本格もつ鍋をお楽しみいただけます。100種以上の芋焼酎とともに、ぜひ一度ご体験ください。

芋蔵で、本格もつ鍋と芋焼酎を

国産牛ホルモン×あご出汁スープ×100種以上の焼酎。
九州うまいもんと焼酎 芋蔵でお待ちしています。

ご予約は各店舗のホームぺージから。

店舗情報

【公式】芋蔵

【公式】芋蔵

住所
店舗一覧ページをご確認ください。
アクセス
営業時間
店舗一覧ページをご確認ください。
定休日